クライアント設定ガイド · デスクトップ・Android

V2Ray設定ガイド v2rayN のダウンロードと設定方法

プラットフォームに合ったクライアントを選び、サブスクリプションの追加、ルーティング、TUNモードを設定します。

プロトコル VMessVLESSTrojanShadowsocks
プラットフォーム Windows Android macOS Linux

設定メニュー / よく使う項目

v2rayNの設定でよく使う5つの項目

クライアントは設定を管理し、コアは接続を確立します。サブスクリプション、システムプロキシ、ルーティングがそれぞれ何を制御するのかを把握してから設定を変更すれば、複数の設定が競合する事態を防げます。以下ではデスクトップ版で一般的なメニュー構成を紹介します。Android版は項目名が異なる場合がありますが、設定の追加、選択、サービスの起動という流れは同じです。

サブスクリプショングループ · 追加と更新

グループを保存してからサブスクリプションを更新

サブスクリプションURLは単一のサーバー設定ではなく、複数の設定をクライアントに取得させるためのものです。v2rayNのサブスクリプショングループ設定を開き、グループ名と提供元から受け取ったURLを入力して保存したあと、「サブスクリプションを更新」を実行します。更新後は対象のグループを確認し、利用可能な設定が一覧に表示されたら、そのうち1つを選んで有効なサーバーにします。設定を1件ずつ手入力するより、グループで管理するほうが複数の設定を継続的に管理しやすくなります。ただし、更新に失敗しても、必ずしもノード側の障害とは限りません。URLの期限切れや接続経路の問題も考えられます。サブスクリプションURLには認証情報が含まれる場合があるため、スクリーンショットやログ、公開の場に載せないでください。

サブスクリプショングループ → サブスクリプショングループ設定 → 追加
メモとサブスクリプションURLを入力 → 保存
サブスクリプショングループ → サブスクリプションを更新(プロキシを使用しない)
グループを選択 → 有効なサーバーに設定
サブスクリプションの追加手順を見る →

ダウンロード先 / OSに合ったパッケージを選ぶ

V2Rayクライアントをプラットフォームから選ぶ

デスクトップではv2rayN、Androidではv2rayNGを優先して確認してください。V2Flyの設定が必要な場合はv2flyNGも選択肢になります。インストーラーはOSとCPUアーキテクチャの両方に合ったものを選びます。ダウンロードできても、現在の端末で動作するとは限りません。ダウンロードページではインストール方法、対応アーキテクチャ、関連要件をまとめて確認できます。トップページでは特定のバージョン情報を固定表示していません。

Windows

v2rayN · Desktop / WPF

デスクトップ版はクロスプラットフォームのUIを採用し、WPF版は従来型のデスクトップ操作を維持しています。初めてインストールする場合はデスクトップ版から確認し、使い慣れた操作方法がある場合はWPF版も検討してください。どちらも有効な設定を先にインポートする必要があり、インストールしただけではサーバーは自動で追加されません。

ダウンロード前に、システム設定でCPUアーキテクチャと動作要件を確認してください。初回起動時は待ち受け設定を初期値のままにし、接続を確立する前にポート、コア、ルーティングを同時に変更しないようにします。TUNを使う場合は、必要な実行権限を別途確認してください。

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macOS

v2rayN · Apple Silicon / Intel

「このMacについて」を開き、チップまたはプロセッサの項目を確認してください。Apple Silicon搭載機では対応するアーキテクチャを、Intel搭載機ではIntel用を選びます。外観や購入時期だけで判断しないでください。ダウンロードページでは2種類のインストーラーを並べて掲載しているため、端末情報に合わせて選べます。

初回起動時は、アプリやネットワークに関するシステムの許可を確認してください。まずクライアントが起動し、サブスクリプションを追加できることを確かめてから、システムプロキシを設定します。ほかのネットワークツールが通信を処理している場合は、ルーティングやDNS設定の競合を避けるため、いったんどちらかを停止してください。

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Android

v2rayNGを優先 · v2flyNGは代替候補

v2rayNGはXrayコア、v2flyNGはV2Flyコアを使用します。まず設定の要件に合ったクライアントを選び、次にarm64版または汎用インストーラーを選択してください。比較的新しい端末の多くはarm64に対応しています。アーキテクチャが分からない場合は端末情報を確認し、必要に応じて汎用パッケージを使います。

サービスの起動時に、システムのVPN接続許可が必要です。画面ロック後に頻繁に切断される場合は、バッテリー最適化とバックグラウンド実行の制限を確認してください。2つのクライアントを比較する際は、元の接続を先に停止します。Androidでは同時に有効化できるVPNが1つに制限されているため、その制約を設定の不具合と誤認しないようにしてください。

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Linux

v2rayN · deb / rpm

ディストリビューションのパッケージ形式に合わせてdebまたはrpmを選び、端末のアーキテクチャがx64かarm64かを確認してください。ダウンロードページには両方のアーキテクチャのリンクがあります。まずディストリビューションのGUIソフトウェアインストーラーでパッケージを開き、依存関係に関する警告が出た場合は具体的な名前を記録してください。

インストール後は、デスクトップ環境のプロキシ設定を対象のアプリが参照するか確認してください。アプリによってシステムプロキシへの対応状況は異なります。ブラウザーでは接続できるのにほかのアプリで失敗する場合は、まず通信の入口を確認します。TUNには追加の権限が必要なため、サブスクリプションを初めて追加するときに同時に設定するのは避けてください。

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すべてのクライアントを見る →

クイックスタート / まず最小限の接続を確立

サブスクリプションの追加から接続確認まで

設定は一度に1種類ずつ変更してください。まず接続できることを確認し、その後にルーティングやトラフィックの取り込み範囲を調整します。問題が起きたとき、どの操作が影響したのかを特定しやすくなります。以下ではv2rayNデスクトップ版を中心に説明します。Android版のv2rayNGでは、設定の追加、選択、サービスの起動を同じ順序で行ってください。

手順 01 / 設定の準備

サブスクリプションを追加してサーバーを選択

設定の提供元から受け取ったサブスクリプションURLまたは個別の共有リンクを用意します。サブスクリプションURLは「サブスクリプショングループ設定」に入力し、共有リンクはクリップボードからインポートする機能を使います。両方を同じ入力欄に入れないでください。グループを保存して更新を実行し、一覧に設定が表示されたら、そのうち1つを有効なサーバーにします。Android版では、設定の追加またはサブスクリプション設定から同様に操作できます。

更新後に項目が表示されない場合は、正しいグループを選んでいるか、URLが完全か、余分な空白が含まれていないか、提供元がURLを変更していないかを確認します。ブラウザーでサブスクリプションのページが開けても、クライアントが対応する形式でデータが返ってくるとは限りません。何度も更新して状況を上書きせず、まずクライアントに表示されたエラーを記録してください。

サブスクリプションの追加手順を詳しく見る →

手順 02 / 通信の入口

プロキシと基本的なルーティングを設定

デスクトップ版では、まず「システムプロキシを自動設定」を選び、適切なルーティングプリセットを使用します。システムプロキシは、対応するアプリのリクエストをローカル待ち受けポートに送るかを決めます。ルーティングプリセットは、コアに入った接続の送信先を決めます。互いに代用できる設定ではありません。初回接続の段階で複雑なルールを作成する必要もありません。

対象アプリに個別のプロキシ設定がある場合は、プロキシ種別、アドレス、ポートがクライアントの設定と一致しているか確認してください。まずはTUNを無効のままにし、ブラウザーで基本の接続を確認します。Android版ではサービスの起動時にシステムの許可を確認し、アプリごとのプロキシ設定もチェックしてください。対象から除外したアプリは、想定した接続経路を通りません。

ルーティングとモードの設定 →

手順 03 / 接続確認

アクセスを確認してからログを確認

サービスを起動したら、直接接続する想定のアドレスと、プロキシ経由でアクセスする想定のアドレスをそれぞれ確認してください。クライアントのアイコンが変わっただけでは、リクエストが実際にプロキシを経由した証拠にはなりません。アクセス結果と接続ログを合わせて判断します。ノードの遅延テストはダウンロード速度を示すものではなく、1回の測定だけで安定性を判断することもできません。

アクセスできない場合は、「コアが起動しているか」「ローカルポートが待ち受けているか」「アプリがプロキシを使用しているか」「接続先に到達できるか」の順に確認します。エラーのキーワードを記録し、関連するコンポーネントを一度にすべて再インストールするのは避けてください。調査情報を共有する際は、サブスクリプションURL、サーバーの認証情報、個人のネットワーク情報を隠し、操作手順、エラーの種類、必要な環境情報だけを残します。

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オープンソースのエコシステム / クライアントとコア

Project V、V2Fly、Xray

V2Rayは、プロキシツールの一群を指す総称として使われることがありますが、実際の設定にはGUIクライアント、プロキシコア、プロトコル、サーバーという4つの層が関わります。ダウンロード時はクライアント名を確認し、設定の互換性を判断するときはコアとプロトコルを確認します。ネットワークの問題を調べる場合は、実際の接続経路に沿って原因を探します。名前が似ていても、すべての設定をそのまま置き換えられるわけではありません。

設定のレイヤー

画面で管理
コアが実行

  1. GUIクライアントサブスクリプション、設定、起動オプションを管理
  2. プロキシコアルールを解析し、実際の接続を確立
  3. プロトコルと通信方式通信方法と必要なパラメーターを定義
  4. リモートサーバー設定に対応した接続先を提供

用語解説を見る →

Project Vはエコシステムの背景であり、単一のダウンロードファイルではありません

Project Vは、モジュール型プロキシツールのエコシステムとして発展し、V2Rayはその中でも広く利用されている主要プロジェクトです。V2FlyコミュニティはV2Ray関連の実装を継続して保守しています。XrayはV2Rayプロジェクトから派生し、独自に機能を発展させ、パラメーターの対応範囲を広げてきました。この関係を理解すると、クライアントのコア選択を読み解きやすくなります。共通の歴史があっても、設定フィールド、プロトコル拡張、ルーティングの動作が常に同じとは限りません。

日常的な利用で、コアの設定全体を直接編集する必要は通常ありません。GUIクライアントはサブスクリプションの項目や画面上の設定から実行用の設定を生成し、対応するコアを起動します。生成ファイルを手動で編集すると、サーバーの切り替えや設定の保存時に変更が上書きされる場合があります。変更を継続して保持したい場合は、クライアントの設定画面から行い、変更前後の動作を記録してください。

3つのクライアントのライセンスと用途

v2rayN、v2rayNG、v2flyNGはいずれもコミュニティが保守するオープンソースのGUIクライアントで、無料で利用できます。v2rayNはGPL-3.0ライセンスで公開され、デスクトップでの設定管理に対応します。v2rayNGもGPL-3.0を採用し、Android向けにXrayコアを使用します。v2flyNGはGPL-3.0を採用し、Android向けにV2Flyコアを使用します。ライセンスはソフトウェアコードの利用や再配布に関するもので、接続可能なリモートサービスがクライアントに付属することを意味しません。

デスクトップではv2rayN、Androidではv2rayNGから始めるのがおすすめです。設定でV2Flyの動作が明示的に必要な場合は、v2flyNGを検討してください。3つのクライアントは画面構成、コアの組み合わせ、プラットフォーム権限が異なります。移行時にはサーバー設定がインポートされたかだけでなく、ルーティング、DNS、アプリごとのプロキシ範囲も確認してください。詳しい比較はクライアント選びをご覧ください。

コアのライセンスとプロトコル対応は別々に確認

V2FlyとXrayのコアコードは、通常MPL-2.0ライセンスを採用しており、GUIクライアントのライセンスとは別の階層にあります。オープンソースとは、ライセンス条件に従ってコードを閲覧、変更、再配布できるという意味です。設定が実行できるかどうかは、実際のコアがどのプロトコルや通信方式のフィールドに対応しているかで判断します。VMess、VLESS、Trojan、Shadowsocksはプロトコル名であり、サーバーアドレスではありません。また、プロトコル名だけで通信速度を推測することもできません。

たとえば、設定に特定のTLSまたはREALITYパラメーターが含まれる場合は、サーバー側の設定と完全に一致させ、該当フィールドに対応した実装を使用する必要があります。エラーを消すために証明書の検証を安易に無効化しないでください。まず時刻、ドメイン名、パラメーターの不足がないかを確認し、クライアントの更新やコアの変更が必要か判断します。パラメーターの意味が分からない場合は、設定を一つずつ試すより、まず用語の説明を確認するほうが再現性のある結果を得やすくなります。

ソフトウェア更新とサブスクリプション更新を分けて考える

クライアントの更新では画面、依存コンポーネント、設定の生成処理が変わる場合があります。コアの更新はプロトコルの実装や動作に関わり、サブスクリプションの更新はサーバー設定を取得し直す操作です。サブスクリプションを更新できても、ソフトウェアが更新されたことにはなりません。新しいクライアントをインストールしても、無効なサブスクリプションが自動で直るわけではありません。クライアントのダウンロード先はダウンロードページにまとめていますが、サブスクリプションURLやサービスの状態は設定の提供元に確認してください。

更新前に現在の設定をバックアップし、使用中のコア、待ち受けポート、カスタムルールを記録してください。更新後は基本接続を確認し、その後で追加設定を一つずつ戻します。新しい環境で問題が起きた場合は、ログで最初に現れたエラーと再現手順を保存してください。「起動に失敗しました」という最後の行だけでは十分ではありません。接続タイムアウト、DNSの名前解決エラー、システムプロキシの残存といった問題はトラブル対処をご覧ください。用語や仕組みに関する疑問はよくある質問で確認でき、不要な再インストールを避けやすくなります。

記事 / 設定とトラブル対処の記録

クライアント選びと実行ログ

基本接続を確立したら、実際に起きた問題に応じて関連記事を確認してください。クライアント選びの記事ではプラットフォームやコアの違いを、ログの記事ではエラーのキーワードから原因を探す方法を解説します。起動失敗の記事では、ポートの競合、形式エラー、フィールドの互換性を切り分けます。まず問題がどのレイヤーにあるかを確認してから、変更する設定を決めてください。

Xrayコアが起動しないときの対処法:ポート競合、JSON形式、フィールドエラーを確認

コアが起動直後に終了する場合は、ポートの競合、設定ファイルの形式、フィールドの綴り、コアのバージョンを順番に確認し、エラーの箇所を特定します。設定の解析エラーと接続エラーを切り分けてから、設定を修正するかネットワークを確認するか判断してください。

起動時のトラブル対処手順を読む →

v2rayN・v2rayNG・v2flyNGの選び方:コア、プラットフォーム、機能を比較

対応プラットフォーム、コアの系統、プロトコル対応、日常の操作性という4つの観点から3つのクライアントを比較し、デスクトップとAndroidそれぞれの選び方を紹介します。名前が似ているからとインストーラーを置き換えるのではなく、設定に必要な機能を基準に選んでください。

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